- 後遺障害
- CRPS(RSD)12級
- 内容
- 首から左腕にかけて痛みや痺れの症状
- 解決方法
- 裁判(判決)
- 事前提示120万円から約2,000万円に増額
CRPS(RSD)という争いになりやすい後遺障害で2000万円という高額の賠償金を獲得して解決することができた事案です。
保険会社の事前提示額は120万円でしたので最終的に獲得した金額は事前提示額に比べて16倍以上になりました。
解決実績詳細
よくある追突事故だったため,病院では頚椎捻挫と診断されましたが,事故後から首から左腕にかけて痛みや痺れの症状が続き,ついには左腕がほとんど動かなくなってしまったという被害者からのご相談でした。
相談に来られる前にいくつか病院を受診していましたが,どこの病院も軽度な事故であること,当時50代であったこと,MRI検査等で異常が確認できなかったことなどから,単なる頚椎捻挫,もしくは経年性の症状という診断しかしてくれませんでした。
そのため,保険会社からも治療費や休業損害を一方的に打ち切られ,賠償金も120万円しか提示されませんでした。
そのような状況でしたので,被害者の方は,藁をもつかむ思いで弁護士に相談することを決めたそうです。
事情を確認したところ,CRPS(RSD)の疑いがありましたので,CRPS(RSD)の検査をしてもらえる病院への通院を案内して,骨萎縮やサーモグラフィー検査などCRPS(RSD)の後遺障害認定に必要な検査を実施してもらいました。
検査の結果,右腕に比べて左腕は骨量が低下し,温度の低下も認められたので,CRPS(RSD)と診断されました。
CRPS(RSD)という診断のもと後遺障害診断書を作成してもらい,被害者請求で後遺障害の請求をしたところ,RSDで12級の後遺障害が認定されました。
ただ,この方は,7年前に頚椎捻挫で14級の後遺障害が認定されていたために既存障害があるとされ,自賠責保険をもらうことはできませんでした。
通常,頚椎捻挫などの神経症状14級の後遺障害は逸失利益の労働能力喪失期間が5年に制限されるため,7年前の事故で既存障害として賠償金を減額する必要があるかは問題となります。
裁判では,当方が7年前の事故で認定された神経症状14級の後遺障害は既存障害に該当しないと主張したところ,これが認められ,既存障害による減額はなしと判断されました。
その結果,最終的には,12級の後遺障害ではかなり高額な約2000万円の賠償金を獲得することができました。
事前提示の120万円と比較すると16倍以上の賠償金を獲得できたということになります。