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接骨院の通院は医師の指示が絶対に必要?|【公式】横浜の交通事故に強い弁護士《クロノス総合法律事務所》

更新日:2023年10月10日

整形外科よりも接骨院?

交通事故むち打ち症くらいの怪我しか負っていないと,整形外科に通院をしても医師があまり話も聞いてくれないし,治療もしてくれないという話を依頼者の方からよく聞きます(もちろん,むち打ち症でも,しっかりと話を聞いてくれて,治療もしてくれる整形外科の先生がいらっしゃるという話も聞きます!)。

そのような場合,整形外科ではなく,接骨院(整骨院を含みます)に通院をしているという方が多くいらっしゃいます。

そして,接骨院に多く通院されている方は,大抵,整形外科よりも接骨院の方が治療効果を感じるということをおっしゃいます。

確かに,むち打ち症の場合,整形外科では,簡単な診察をして薬を処方するぐらいで,しっかりとリハビリをしてくれないというところもあるようです。

それに対して,接骨院の場合は,30分から1時間かけてマッサージをしてくれるので,むち打ち症による痛みやだるさが一時的に軽減するので,接骨院の方が治療効果を感じるという方が多いのだと思います。

私も仕事の疲れをとるためによくマッサージに行きますので,被害者の方がそのように感じるのは共感できますし,おそらく私も交通事故でむち打ち症になったら接骨院に行ってマッサージを受けると思います。

接骨院の通院は整形外科医の指示が絶対に必要?

交通事故のポータルサイトを見ていると,接骨院の通院には整形外科の医師の指示が必要とか,接骨院に通院する必要があることを診断書に書いてもらわないと,接骨院の施術費を払ってもらえない可能性があります,というような記載があります。

もちろん,整形外科の医師が接骨院に通院するよう指示をしたり,通院する必要があると診断書に記載してくれれば,保険会社が接骨院の施術費の支払いを争ってきても,医師の指示や診断書を根拠に支払いを求めることができると思います。

しかし,実際に,整形外科の医師が,積極的に接骨院への通院を指導することはほとんどないですし,接骨院に通院する必要があるという内容の診断書を書いてくれることもほとんどないと思います。

普通に考えたらわかることですが,整形外科の医師の立場からすれば,自分が診察や治療をしているのに,どうして接骨院への通院が必要なのかと疑問に感じるはずです。

むち打ち症の事件を数多く扱ってきましたが,実際に,整形外科医が積極的に接骨院への通院を指示していたというケースは1件もありませんでした。

せいぜい,接骨院で施術を受けることを了承するというような内容の診断書が作成されているのを見たことがあるくらいです。

接骨院への通院は,過度な通院でなければ,保険会社は医師の指示がなくても施術料を支払っているので,整形外科医の指示は絶対に必要という訳ではないと思います。

ただし,後から接骨院の施術費を争われた時の対策をしておく必要はあります。

私の場合は,依頼者の方が接骨院にも通っているという場合には,整形外科の医師に接骨院に通っていることを伝えるようにして下さい,とアドバイスをしています。

そうすると,整形外科の医師は,カルテに接骨院に通院していると記載をしてくれます。

カルテに接骨院に通院していたという記載があり,医師が明確に接骨院に通院することを中止するように言っていなければ,事実上,整形外科医が接骨院に通院することを了承していたと主張することが可能だからです。

また,実務上も,医師の指示がなければ接骨院の施術費を認めないという判断はしておらず,施術の必要性・有効性,施術期間,施術内容,施術費の相当性に関して具体的な主張立証があれば接骨院の施術費の賠償を認める傾向にあります。

接骨院への過度な通院は治療費打ち切りの原因になるので控えましょう

整形外科医の指示がなくても接骨院の施術費が認められるとしても,接骨院への過度な通院は控えた方が賢明です。接骨院への過度な通院は,治療費の打ち切りの原因となってしまいます。

接骨院は,1つの部位の施術で何千円という施術料の請求をするので,どうしても施術料が高額になってきます。

そのため,接骨院に過度な通院をしていると施術費が非常に高額になってしまうために,保険会社としても早期に治療費の打ち切りに動くようになってしまいます。

接骨院への通院は多くても1週間に1回程度にした方が治療費の打ち切りにあう可能性を低くできると思います。

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